当施設は、一般救急と小児救急においては2次救急病院であり、周産期救急においては3次救急となっています。一般救急の領域では、心肺停止、そして、急性冠症候群患者ならびに脳卒中患者を受け入れる施設として県に登録されています。また、小児救急は、地域の輪番病院の1つとして機能しています。
周産期救急では、産科婦人科医師が交代で常駐(PICU)しており、小児科輪番日も小児科医が交代で常駐しています。
大学病院という特性上、救急搬送患者数の約半数は、他院からの紹介患者及び、掛かりつけ患者の受入となっています。
教授挨拶
目の前の患者さんにどのように向き合うのか、最善とは何か。救急医を目指してから、自らの課題解決に向けて日々研鑽を重ねていく中で、残念ながら補えることができていない現実を診療の過程で患者さんから突き付けられていく。『診療においては患者さんがすべての教科書である』は診療の基本であり、目を背けず精進すること。得られた様々なデータに真摯に向かい合い、その答えを世界の論文に求める探究心『救急医学は学問である』。さらには、その結果を論文として世界に発信すること。これらの言葉、救急医としての姿勢を日本医科大学救急医学教室で学びました。
高知大学災害・救急医療学教室は新しい医局です。『診療においては患者さんがすべての教科書である』『救急医学は学問である』を実践しながら医局に関わる全ての方々と共に『挑戦(チャレンジ)』して救急医学の発展に貢献したいと思っています。